公開方針:本規程は、JCAの運用管理および専門家による確認を経て、公式方針として公開しています。
本方針は、JCAが公開する鑑定結論、グレード、認証番号、対象情報、画像、標準バージョンおよび認証状態の取扱いを定めます。
1. 鑑定とグレーディング
鑑定は対象物またはサインの真正性を確認する工程です。グレーディングは、真正と判断され評価適格となった対象物について、鑑定時点の状態を公開標準に基づき評価する工程です。真正性の確認は数値評価に先行します。
鑑定結論は、対象物の構造、素材、制作・発行情報、筆跡・インク、比較資料との整合性および改変痕跡等を総合して判断します。入手価格、所有者、提出者、人気、販売者または流通経路のみを理由として真正性を決定しません。
2. 評価適格性と認証結果
真正と判断された対象物であっても、対象区分、状態、改変、資料範囲または公開標準の適用条件により数値グレードを付与しない場合があります。この場合、AUTHENTIC ONLYまたは適切な非数値結果として記録します。
INCONCLUSIVEは、確認可能な資料と観察結果だけでは合理的な確度で結論を出せない状態を示し、NOT AUTHENTICは観察された特徴が真正な対象物に期待される特徴と一致しないとの結論を示します。いずれにも数値グレードを付与しません。
3. 認証番号と公開記録
認証番号は一つのJCA認証記録を識別します。公開記録には、対象区分、名称、識別情報、鑑定結論、数値グレードまたはAUTHENTIC ONLY、適用標準、認証日、現在の状態等を含む場合があります。
対象物画像、署名画像、ラベル情報または付随資料は、照合と不正利用防止に必要な範囲で公開、縮小、部分表示または非公開とする場合があります。認証番号は所有権、取得経路、契約当事者または市場価値を証明する番号ではありません。
4. 認証状態
- ACTIVE:現在有効な記録
- REPLACED:後継の認証記録へ置き換えられた記録
- REVOKED:調査または新たな事実により失効した記録
- VOID:発行処理の取消しその他の理由により無効となった記録
状態はグレードと独立して管理されます。状態変更後も、監査と照合のため必要な履歴を保持します。
画面保存、印刷物または第三者サービスに表示された過去のACTIVE表記は、現在の有効性を保証しません。利用者は重要な判断を行う時点で本サイトを再照会し、後継番号または状態変更の注記を確認してください。
5. 特記事項と標準バージョン
製造上の特徴、後加工、欠損、識別上重要な事項その他数値だけでは表現できない情報を特記事項として記録する場合があります。特記事項は、対象物の価値を高める表示でも、記載内容の発生時点または原因を単独で保証する表示でもありません。
各認証記録は、判断時に適用した標準コードとバージョンへ結び付けます。標準が改定された場合、原則として旧記録を自動的に新基準へ再評価せず、認証時の判断根拠を追跡できる状態を保ちます。
6. 訂正、再確認および状態変更
誤記、対象物の取違え、認証表示の不正利用、新たな資料その他合理的な根拠が確認された場合、JCAは記録の注記、訂正、置換、失効または非公開化を行うことがあります。重要な変更では、変更日時と理由の概要を履歴として記録します。
再確認または訂正の申出は、当初の結論またはグレードの変更を保証しません。JCAは、申出資料、保存記録、適用標準および認証の一貫性を確認し、必要な対応を決定します。調査の完全性や不正利用防止を損なうおそれがある場合は、判断過程の一部を公開しないことがあります。
7. 外部認証記録との連携
収集分野ごとに既存の独立認証ページが存在する場合、将来、読み取り専用の参照情報としてJCA記録へ接続することがあります。外部記録のURLまたは識別子は、JCAの認証番号、鑑定結論および状態を自動的に代替するものではありません。
外部参照先で情報が更新、移転または削除された場合でも、JCA記録はJCAの管理する認証状態と履歴に基づいて表示します。連携の開始時には、参照元、更新方法、責任範囲および不一致時の取扱いを明示します。
8. 安全上の注意
認証番号は複製される可能性があります。番号だけでなく、対象情報、ラベル、ホルダー、画像および状態を確認し、不一致を発見した場合はsupport@jca-jp.jpへ報告してください。